学生時代の噂:国道や県道の上空に「謎のVTOL機」が出現するぞ
VTOL機とは、「
垂直離着陸機」のこと。見た目は普通の飛行機ですが、ヘリコプターのようにそのまま垂直に上昇、下降が可能。滑走路要らずのスグレモノです。
外見は普通の飛行機なのに、なぜVTOL機とわかるのか。
目撃者情報では、停車中の車の上空にずっと停止していた−−ジェット機なら、すぐに飛び去って見えなくなるはず。こっちが動いていないから、あれはヘリコプターのように空中で静止できる飛行機だ。
友人グループが探しに出掛けて、実際に見たという話もありました。実際のところ、VTOL機は、世界的に見ても実用化されているのはほとんどが軍用機だそうです。日本には一機もない模様。
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バイクを道端に止めて休んでいるとき、上空に出ました。確かに、飛行機が空中で静止しています。高さは、ジェット旅客機よりもかなり低いところ。こっちはバイクを下りて、道路脇に突っ立っている。後からバイクで来た友人も、目撃。
二人で五分ほど眺めていましたが、機体を左右に少し回転させるだけで、飛び去る様子はありません。高度も変化なし。
「バカでっかいラジコンとちゃう?」
「でも、エンジン音がするな」
「せやね、キーンキーン聞こえる」
「止まっとるだけやったら、意味ないね」
どっかの民間会社がVTOL機テスト飛行でもしてのか、実は自衛隊の秘密機体だったか、ホントに巨大なラジコンだったのか、謎は謎のままでした。